Jam 2022年10月号
JA福岡市農産物ブランド 「博多じょうもんさん」は 全国各地へ 前ページでご紹介したよう に、福岡市では多くの農産物 が生産されており、JA福岡市 を通じて「博多じょうもんさ ん」ブランド農産物として地 域量販店(スーパー)や直売所 での販売、外食産業や小・中 学校の学校給食などで使用さ れ、まさに福岡市民の胃袋を 支える重要な役割を担ってい ます。 生産者のもとで丹精込めて つくられた農産物 は、JA集出荷場に 持ち込まれ、農家や JA職員が品質・数 量 などを検査しま す。その後、配送ト ラックで卸売市場 へ運ばれた農産物 は、多様な業態の買 受人(小売業や仲卸 業者)へ販売され、 消費者のもとへ 様々な形や機会で 届けられています。 なかでも、卸売市 場、仲卸の商圏は広 く、「博多じょうも んさん」ブランド農産物は九 州圏はもとより関西、関東圏 まで活躍の場を広げています。 具体的には、京都ヘは「トマト」 や「イチゴ」、東京へは「春菊」 などが送られ、時に大手百 貨店や高級料亭などでも使用 され、高い評価を受けていま す。 一方、配送トラックなどの 物流業界では「2024年問 題( ※ 1)」が提起され、現在も 対応策の協議や実証実験がお こなわれています。農業分野 へも、集出荷体制や方法の変 更、物流コストや生産資材コ ストの引上げなど、大きな影 響が危惧されています。 求められる「地産地消」と 「博多じょうもんさん」 今日の世界情勢は、ロシア のウクライナ侵攻を主因とし た国際相場の高騰や原材料調 達難により、食料自給率や国 内生産力への関心が高まって います。日本も例外ではなく、 食料自給率はカロリーベース で 38%(令和3年度:農林水 産省)と先進国でも最低の水 準であり、改めて「国産国消」 「地産地消」の機運が高まって おり、国政としても料安全 保障( ※ 2)への取組みが見直 されています。JAグループと しても、全国統一運動 て 「国消国産」( ※ 3)を推し進め ています。 またJA福岡市では、平成 28年度より「福岡市食料農業 協同組合」を標榜し、「食」の源 の「農」を生み出す団体として、 持続可能かつ安全安心な食料 の安定供給と、そのための高 品質で全安心な農産物生産 支援に取り組んでおり、地域 に根ざした農業の実践による 「地消地産」を目指しています。 まずは、「安全安心」の取組 み。生産部会において「食品安 全」「環境保全」「労働安全」の 認証制度である福岡県GAP (農業生産工程管理)認証の取 得を推進しており、令和4年 8月末現在で8部会が認証さ れました。農薬の適正使用は もとより、それらを消費者へ 目に見える形で訴求していき ます。 つぎに、JA福岡市農産物直 売所「博多じょうもんさん市 場」の活性化。消費者と生産者 の距離がもっとも近い直売所 では、「新鮮さ」と「品揃え」を 最重点取組み事項として位置 づけ、地域に密着した活気あ ふれる直売所を運営していき ます。 3つ目に、「食農教育」の取 組み。市内小学校での学童稲 作や学童菜園、給食出前講座 やみそ造り体験など、未来を 担う子どもたちへ「食と農」を 体感してもらうことで、将来 にわたる地産地消意識の醸成 を促しています。 農家組合員が安心して農業 経営を継続し、多くの「博多 じょうもんさん」ファンが「地 産地消」を強く意識、行動し ていただくことが「福岡市産 農産物のゆくえ」を明るいも のにします。そのために、わた したちJAは農家と費者を 繋ぐ懸け橋となるべく、今後 も取り組んでまいります。 ※ 1 2024年問題 ※ 2 食料安全保障 ※ 3 国産国消(地産地消)と国消国産(地消地産) JA福岡市は、福岡市産の農産物を「博多じょうもんさん」ブランドとし て展開しています。消費者に選んでもらい、喜んでもらえるよう、「何を 求められているのか」を常に情報収集し、ブランド強化に活かしていき ます。さらに、農家所得の増大に向け、生産者並びに市場や仲卸業者と の強い関係を築き、付加価値の高い農産物を提供し、持続可能な農業 生産基盤づくりを実行します。 Jam 2022October 市場ではセリにかけられます。 いくらの値が付くかな? セリとは別に大半は相対取引として業者 へ引渡しされています 青果市場に到着! 福岡市アグリ白書 2024年4月1日から物流 様々な問題を指す言葉。 主に、 により 「自動車運転の業務」 の時間 960時間と上限規制されることに起 全ての人が、 いかなる時にも、 活動的で健康的 な生活に必要な食生活上のニーズと嗜好を満 たすために、 十分で安全かつ栄養ある食料を、 物理的、 社会的及び経済的にも入手可能であ るときに達成される状況。 消費者目線でのスローガンは 「国 (地域) で生 産されたものを国 (地域) で消費しよう」 です が、 JAグループやJA福岡市では、 生産者目 線で 「国 (地域) で消費されるものは国 (地域) で生産しよう」 をスローガンとしています。 スーパー等 仲卸 卸売市場 消費者 スーパーをはじめ 小売店等に並びます 福岡 京都 福岡市の農業をもっと元気に! JA福岡市の施策 06
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