Jam 2023年4月号

曰佐支店は周辺に住宅が建ち並 び、東グリーンセンターと博多 じょうもんさん曰佐市場も併設し ており、利用客が多く賑やかな店 舗です。また井尻支店は西鉄天 神大牟田線井尻駅から歩いて1分 ほどの距離で、曰佐支店同様、商 業施設や住宅地が多く、人の往来 が絶えません。  そのような都市部にある両支店 が新たに取組みを開始したみそ造 り活動。曰佐支店の髙田茂美理事 と井浦義洋支店長、田中雄一郎支 店長代理の3人に取組み内容をお 聞きしました。 曰佐支店と井尻支店の 特徴を教えてください。 井浦支店長  曰佐支店と井尻支店 には令和4年3月末時点で正26 9人、准2, 025人の組合員が いらっしゃいます。組織間のつな がりが強く、青空市や学童稲作な ど、協力委員や農事組合、青年部、 女性部・フレッシュミズなど各組 織が協力して取り組んでいます。 管内は福岡外環状道路の全通や 「ららぽーと福岡」の開業で都市 化が進む地域です。 「みそ造り」活動について お聞きしますが、 きっかけはなんですか? 井浦支店長  令和元年、協力委員 さんとの会話で出た一言が、今思 えばきっかけと言えるかもれま せん。それは「協力委員ちゃ、何 な?何すればいいとや?」という 質問でした。協力委員の役割が不 明確で、集落への情報発信にも苦 慮しているとのこと。そこで髙田 理事と両支店長、現状を整理・ 検討しまた。 髙田理事  両支店長と協議した結 果、組織全体でできる活動を始め、 協力委員を中心とした組織の連携 と活性化を模索することに。また、 私が常に思っている「准組合員や JAファンをもっと増やしたい」 ということにも、その活動が繋 がっていけばと考えました。そし て、その活動については以前、女 性部が手作りみその青空市での販 売実績があり、大豆加工チーム「ま めひめ」のメンバーが存在するこ と、JA 福岡市にはみそ加工施設 があることなど、みそ造りであれ ばそれぞれ役割を明確にしたうえ で取り組めのではないか、とい うことになりました。 組織の皆さんの反応は いかがでしたか? 井浦支店長  令和元年7月には組 織合同会議でみそ造りの提案をお こない、JA ファンの拡大や組織 間の連携強化のための活動ある ことを説明しました。その後は、 各組織役員で協議いただき、当初 は満場一致とはいかなかったもの の「まずはやってみよう」という ことになり、みそ造りはスタート したのです。 いよいよみそ造りが 始動ですね! 髙田理事  多くの組織役員、地域 の「まめひめ」さんや JA のみそ 加工施設、本店職員の応援もあっ て100㎏のみそを作ることがで きました。 できあがったみそはどのよ うに使われたのですか? 井浦支店長  初年度は食育活動を PR、青空市での配布やみそ汁の 試飲をおこないました。また、み そ造りに関するアンケートを来場 者にお渡しするなど、みそを通じ た交流をおこないました。十分な 手応えを感じましたが、コロナ禍 で当初予定していた「みそ造り意 見交換会」は中止とな、一気に 組織活動の危機に追い込れまし た。 支店ではこの困難に対して どう対応したのですか? 井浦支店長  令和2年度、組織合 同会議で対応を協議しました。 せっかく始めたみそ造りを中止し たくないという想いから、感染対 策を十分におこない継続すること を決定。みそ造りのPRについて も、毎年恒例の青空市がコロナ禍 で規模縮小開催となりましたが、 餅の予約販売と併せて当日来場さ れた方にみそを販売することで、 地域の方々にみそ造りの取組みに ついて知っていただく良い機会と なりました。  また、JA 福岡市が食材提供を しているこども食堂にも着目しま した。まず2カ所のこども食堂に 連絡を取り、みその贈呈について 打診。快諾いただき贈呈すること で、初年度100 ㎏ だった生産量 をコロナ禍にもかかわらず200 ㎏と倍増して作ることになりまし た。なお、現在は配布先が6カ所 にまで増えています。 こども食堂への贈呈ですか。 喜ばれたでしょうね。 田中代理  こども食堂からはお礼 状を頂きました。また、食堂の代 表者には会議にもお越しいただき 現状をお話しいただくな、みそ を通じてコミュニケーションも生 まれました。 今後はどのような展開を 考えていすか? 髙田理事  みそ造りで繋がった子 どもたちに組織合同でおこなっ ている食農活動にも参加しても らおうと考えています。取組み の第一歩として、令和4年 12月 に当支店管内のこども食堂のこ どもたちとふれあいセンター利 用者に秋ジャガの収穫体験を実 施しました。みそ造りを通じて 社会貢献への想いが結集し、困 難な時期でも活発な取組みがで きたと思います。今後も継続し ていきたいと考えています。  Jam 2022年2月号で花畑 支店の取組みを紹介しましたが、 今回の取組み同様、組織が一体と なることで大きな力が生まれるこ と、そして、その力こそがJAファ ンの拡大、農業への理解を深める ことにも繋が が再確認され ました。長いコロナ禍を経て活発 な経済活動が戻りつつあるなか、 組織活動もニーズに合った新しい 取組みが必要な時期に来ているの かもしれません。 1 2 3 4 5 6 08 Jam 2023April 1.樽にみそをつめたらそれぞれ想いを書いて寝かします/2.子どもたちが一生懸命秋ジャガを収穫しました/3.盛況だった収穫イベントを報告する髙田理事 4.こども食堂へのみそ寄贈/5.贈呈したみそをリーフレットで紹介いただきました/6.20Lの樽には手作りみそが入ります 組織一体化の取組み

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