Jam 2023年9月号
イラストなどをうまく活用して、子どもたちでも理解しや すいように、丁寧に説明します。魚の名前当てクイズな ども出題され、楽しく学ぶことができます。 室見川に生息する生き物とのふれあい学習は、福岡大 学の協力によって実施。子どもたちはいろいろな生き物 を目の前にして、テンションが上がっていました。 川を理解し、親しみ 安全に付き合っていく 元気なふるさと応援基金 04 『室見川再生を語る会』に よる、この日の環境学習会は 3部構成。座学では「治水」 「利 水」「環境」といった川の3つ の役割や水の循環システムに ついて学びます。また、会員 の皆さんが自身の体験談も交 えながら、室見川に生息する 魚や生き物、沿岸の植物など を紹介しました。 調理実習室では、室見川で 捕獲された魚やスッポン、ザ リガニなどに触れることがで きます。子どもたちは生き物 の細部を観察してスケッチし たり、メモをとったりします。 そして、最後は質問コー ナー。子どもたちの素朴で、 だからこそ答えることが難し い疑問に対し、会員の皆さん は真摯に回答します。 午後、子どもたちは、この 日に学んだことを、「新聞」と いう形でまとめます。 さらに8月に 「フィール ドワーク」と銘打って、子ど もたちを室見川に連れて行っ て、安全な川との付き合い方 を実践で教えています。 「かつて室見川には鮎が自 然遡上していたんです」教 えてくれたのは会長の山﨑惟 義さんです。昭和に入って洪 水対策として、防災(治水) を優先した河川整備が進み、 会の発足時には室見川から魚 が姿を消してしまいました。 「治水とともに利水、環境の 3つで、バランスをとるこ が重要です」と山﨑さん。 利水には、農業用水として 川の水を使うことも含まれま す。室見川再生が農業に与え る影響を山﨑さんはこんなふ うに語ってくれました。 「室見川の水質がよくなれ ば、それだけ周辺でとれたお 米はおいしくなるし、お米の 価値も上がります。ただ、環 境を守るだけではなくて、そ れがお米の質を上げて農家の 皆さんの収入につなる。そ のような取組みを、今後、J A福岡市さんと一緒にやってい けるといいですね」 Jam 2023 September
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