Jam 2023年12月号
家庭菜園から始めて、それか ら農業法人にお世話になっ て 一 から農業を勉強しました。 中島さん 勤めていた会社で そのまま定年まで働いても、 老後の生活が不安定だってこ とに気づいて。それなら独立 しようと思ったのがきっかけ です。鹿児島県に農業をやっ ている友人がいたので、向こ うに行って勉強しました。 名田さん 友達から声をかけ られて、アルバイト気分で キャベツの収穫のお手伝いに 行ったんです。寒い日でいき なりの重労働。そのときは、 農業にはまったく興味がな かった。でも、ヘルプに入った 農家さんが「やる気があるな らハウスを1棟貸すし、肥料 も使っていい」と言ってくれ て。それが大き ハードな仕事だけど 楽しむ気持ちが大事! 実際に就農すると、ご苦 労することも多いのでは? 中島さん よそから来ると、 まず土地が借りられない。僕 の場合は、あるイチゴ農家さ んからいまの土地を教えても らいました。本当にタイミン グなんですよね。たまたまそ の年に農業を辞める方がい らっしゃって、紹介してもらっ たんです。教えてくれた農家 さんは、自分が福岡県農業大 学校に行ったときに研修でお 世話になっところ。こうい うご縁が大事ですね。 髙 橋さん 僕の場合は、近所 に福岡市の農業委員会の方が 住んでいて、耕作放棄地を見 つけてくれました。実際に農 業をやると、きついこともあ るけど、むしろ楽しいかな。 夏の作業は暑いし冬は寒け ど、それも季節をダイレクト に感じることができるという ことで、楽しんでいます。土 をいじる仕事も、汚くないと 自分が思えば汚くない。 名田さん きついときは本当 にきついけど、楽しくやらな いと続かないというのはあり ますね。人に会うときはいつ も笑顔。だから「名田くん いつも笑っとうね」って言われ る。もちろん、作物が育って いく過程を見るのは楽しい し、おもしろいです。 その事情は三者三様 農業を始めたきっかけ 現在は、どんな作物を手 がけているのですか? 名田さん キャベツとニンジ ンがメインです。キャベツは、 入部地区が国の指定産地とい うこともあって、作り始めま した。ニンジンは僕が言い出 しっぺで学校給食に使ってほ しいとJAさんに相談して、 福岡市と契約を結ぶところま でこぎつけたんです。現在は 仲間を増や、6軒の農家で、 市内の小学校の給食で使う ニ ンジンを作っています。 中島さん うちはイチ ゴ一 本 です。イチゴは売上は大きい んですけど、その半分くら は、燃料など経費で飛んでし まうので、結構大変です。 髙 橋さん うちの場合は多品 目。露地もので、年間 50種類 くらい野菜を栽培していま す。栽培中は農薬も肥料も 使っていません。 そもそも就農したきっか けはなんでしょう? 髙 橋さん 僕の場合は、やっ ぱり食の安全に興味をもった ことがきっかけです。最初は 名田佳弘さん 45歳。早良区入部で就 農15年目を迎える。今 回の撮影場所は、名田 さんのニンジン畑です Jam 2023December 新規 就農者 の素顔 農業に 賭ける! 一念発起し異業種から農業に新規参入。 着実に実績を積み重ねている3人の就農者が 農業の現実を忌憚なく語り合いました。 03
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