Jam 2024年10月号
樋 口 農地の宅地化が進み、 他の地域では離農する方も少 なくない。一方で、原管内は、 時代の流れのなかでも、農業 を続けJAに関わってくれる 方が多いですね。 毛利 私が住んでいる小田部 地区は大根が有名で、昔は共 同の洗い場があって、みんな が肩を並べて作業してまし た。だから、農家同士交流 する機会が多かったんです。 そういう交流あったおかげ で、今でも地域繋がってい るのだと思います 樋 口 理事は以前、青年部理 事も経験されていますね。ご 苦労はありましたか? 毛利 青年部理事に就任した 当初、JAでの販売は儲から ないと考える部員も中にはい ましたが、自らが販売方法を 考案し、部員やJAとともに 販売先を真剣に話し合える組 織が大切と話 こがあり ます。青年部は仲間同士が知 恵を出し合い切磋琢磨して、 自分たちで必要とするJAを 作ってほしいですね。また、 農政においても青年部が興味 を持ち、行動をおこさない 何も変わらないと思っていま した。 樋 口 理事や盟友の努力の甲 斐もあって、青年部の活動は 今も活発に続いていますが、 農業を専業で引き継ぐ若手は 多くはありません。 毛利 私は諸先輩方の後姿を みて、生産する喜びを学びな がら農業を続けてきました。 原管内の が残ったのも、 そんな諸先輩方の努力が大き いですね。 樋 口 地域の農業を次世代に 繋いでいくためには、JAの 組織活動の活発化は欠かせな いと考えています。 毛利 私も組織活動の充実が これからのJA運動には大切 だと考えます。コロナ禍組 織活動ができず組合員が集ま れなかった。これからは、多 くの組合員が集まる活発な活 動を期待しています。 樋 口 コロナ禍を経て、各組 織が徐々に活動を再開してい ます。その中でも「青空市」 は各組織から多くの方の応援 をいただき、組合員同士の良 き交流の場となっています。 毛利 人と人との繋がりが大 切だということは、青年部理 事の頃から言ってきました。 組織があるから人に相談で き、知識を授かることができ る。それを忘れてはいけませ ん。また、農業以外のことで も、気軽にJAへ相談しほ しい。 樋 口 農地が減り都市化が進 んでいるからこそ、相談=J Aと思ってもらいたいです ね。JAの強みは、農業を含 め総合的な相談ができること です。相続や税務対策など、 組合員さんの悩みや問題が多 様化している今、JA職員も しっかりとそれに対応できる ようにがんばっていきます。 原 原支店 原支店 支店について語り合おう Profiles 組織力で悩みや問題も解決 まずはJAにご相談を 01 Jam 2024October 各地区の理事と支店長が、なじみの店で顔を合わせて(フェイス・ トゥ・フェイス)、地域の歩みと未来を語り合います! 毛利 公俊 理事 博多和牛の生産者。現在、「福岡県肉 用牛生産者の会」の会長を務めてい ます。健康増進のために、ゴルフに出 かけます。 樋口 文生 支店長 TAC、室見支店の支店長を経て原支 店へ。今年で4年目となります。趣味 は、組合員の皆さんとゴルフやお酒を 楽しむこと。 各組織が集まり開催される青空市。組合員 同士の良き交流の場となっています。 まさ とし
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