Jam 2024年6月号

なにに使う機械なのかわかりますか? 実は、みかんなどの果汁を搾る機械で 現在でも同じものが使われています。 無調整豆乳ができるまで 豆乳の原液が到着 1 安全性を徹底追求! 2 大豆を搾った原液は、宮田工場から運 ばれてきます。原液は容量が15,000ℓ の大きなタンクに入れられます。この タンクの中で水や副原料を加えます。 おいしくてヘルシー! 製造を開始した 豆乳ならではの苦  「平成 12年、ふくれんの社 内には豆乳の製造についての 知見がまったくなく、手探り で製造法を築いていくしかな かったんです」と副島さんが 苦労を振り返ります。当時、 ふくれんが製造していたの は、みかんやにんじんなどの 果物や野菜を原料としたドリ ンクのみ。豆乳の製造過程で は、想定外の事態が次々 起 こりました。  たとえば、豆乳は加熱によ り、タンパク質が膜状になる ことで、機械に詰まることが あり、当時は製造途中で急に 機械が止まってしまうこと が、度々あったそうです。  さらに豆乳と水のみを原料 とする無調整 乳を開発する 過程でも、さまざまなトラブ ルに見舞われます。副島さん 曰く「豆乳が濃くなると、普 通じゃないことが起こり す」  豆乳の特長は植物性の良質 なタンパク質が豊富なことで すが、このタンパク質がトラ ブルの元に。ふくれんがそれ までも原料として使用してい たみかん果汁は酸性なので、 微生物にとっては生育しづら い環境ですが、 一方で豆乳は 栄養素であるタンパク質が豊 富なうえに中性なので、微生 物が増殖しやすいのです。  この事態に現在直面してい るのが、入社4年目の商品開 発部若手社員、星優美さんで す。入社してから ずっと果 汁を使ったドリンクを担当し てきました。最近、豆乳 当することになったのですが、 戸惑いを感じている様子。 「果汁と比べると管理が難し いです。あっという間に微生 物が繁殖してしまうので、殺 菌にはすごく気を遣います」 と話してくれました。 福岡県の農産物を 日本全国に広げる!  ふくれんでは日々、既存の 商品のブラッシュアップと新 商品の開発に取り組んでいま す。そこにはどんな苦労があ るのでしょうか? 「新しい商品は、失敗するも のの方が圧倒的に多いです」  副島さんがこのように語る 通り、新商品で成功するもの はほんのわずかです。営業部 と開発チームが定期的に情報 を持ち寄り、トレンドを見極 め、試作と検証を繰り返し、 「これは売れる ず!」と期 待した商品でも、お客さんの 好みとは合わず、姿を消すこ ません。そん メだったか る成果 たいという想 同じです。 福岡県に あ すね。もちろ 産の原料に と力強 大豆の殻など原液に混入している異物を徹底的に取り除きま す。まずは磁石を使って金属が混入していないか確認。次は 網で原液を濾して、さらには、遠心力を利用して異物を取り 除く「サイクロン」という機械を使用。最後に真空ポンプで 酸素を抜いて豆乳の風味をキープします。 05 Jam 2024 June

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