Jam 2022年12月号

毎日ショウガを 食べて健康に!  佳江さんが開発した最初の ショウガ製品はジャム。 「どうしても出てしまう B級 品 の有効活用法を考えるうちに、 加工することを思いつきまし た。予算も人手もないなかで、 わたし一人でもできるのが ジャムだったんです」  トーストに塗るだけではな く、紅茶やカレーに入れても 風味が生きるショウガのジャ ムは評判を呼びます。その後、 「コトコトキッチン」というブ ランドを立ち上げ、佃煮やア メ、パウダーなど商品ライン ナップは充実していきました。 それらの製品が支持された理 由は? 「これで大儲けしようと思って いないのがいいのかな」と佳 江さんは笑います。  たとえば、ジャムを卸して お店で売ってもらったとして も、ほとんど利益出ないそ うです。利益を出そうとする と値段を高くするしかない。  しかし、それでは気軽に手 に取ってもらえなくなります。 「だから、ジャムは、ほぼほぼ 受注生産です。加工品で儲け るのではなくて、加工品を通 してショウガのよさを知って もらうのが第一の目的なんで す。それが結果的にうちだけ ではなく、ショウガ全体の消 費拡大につながればいい」  ショウガの栽培を始めてか ら、米澤夫妻の食卓には毎日 ショウガが並びます。そのお かげで竜一さんの体調が以前 よりも改善したこともあり、 米澤夫妻はシ の「効能」 をもっと広く知ってほしいと 考えました。ショウガ自体を 毎日調理して食べるのは難し いとしても、ジャムや乾燥ショ ウガなどの加工品であれば、 簡単に料理に取り入れること ができます。 「ショウガを食べると体温が上 がることをわたしたちも実感 しています。生のショウガは 血流をよくし、乾燥だと芯か ら温まる感じ。のような効 果を実感していただくのは、 買ったその時だけではなくて、 毎日少しずつ、おいしく召 上がっていただくのが一番だ と思うんですよね」 ショウガは寒さに弱いので、そのまま冷蔵庫に入 れるのは厳禁。夏場は水につけて冷蔵庫へ。その 後水は1日に1回は取り替えてください。それ以 外の季節は、そのまま常温で保存しても大丈夫 です。冷凍保存は味も香りも落ちますし、凍った ショウガは料理に使いにくいのも難点。 Jam 2022December ● ショウガの上手な保存法 「山の農園」の加工食品は「コトコトキッチン」のブランドで販売中です 米澤佳江さんはショウガの加工商品を開発 05

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